新人研修の次にやることは?チームで「自分の居場所」を作る3つのコツ
- 高本博文

- 5月17日
- 読了時間: 5分
更新日:20 時間前

想定読者:新人研修を終えた社会人1〜3年目と、その育成に関わる先輩・上司、そしてこれから社会人になる大学生・専門学校生
新人研修の次に大事なのは、スキルより先に「チームの中で安心して動ける居場所」を作ることです。
この記事では、新人・若手が配属後に不安になりやすいポイントをふまえて、現場で効く“居場所づくり”を3つに絞って紹介します。
先輩・マネージャー側の受け入れのコツも一緒に整理します。
<この記事で分かること(先に3つ出す)>
コツ① 一人で抱え込まないと決める
コツ② 「教えてください」+「ここまで考えました」をセットにする
コツ③ 小さな「ありがとう」と「お願いします」を惜しまない
結論だけ先に知りたい方は「コツ①」から読めばOKです。
一人で抱え込まず、人に頼っていい
新人研修や若手研修が一段落するこの時期、配属先のチームで仕事を始めた新人・若手の中には、「研修では褒められていたのに、現場ではうまくいかない」と感じ始める人が少しずつ出てきます。
会社組織では、仕事の能力そのものと同じくらい、「人間関係が良好かどうか」が、仕事のやりやすさや成果を大きく左右します。新人・若手にとっては、配属先のチームの中に「自分の居場所がある」と感じられるかどうかが、仕事の定着や成長スピードに強く影響します。
けれども、こうした「居場所の作り方」は、研修だけではなかなか実感しにくい部分です。このコラムでは、新人・若手の人がチームの中で自分の居場所を作るためのコツを三つに絞ってお伝えします。同時に、部下を迎え入れるマネージャーや先輩の方にとっても、「新人がどこで不安を感じやすいのか」を共有するヒントになればと思います。
コツ① 「一人で抱え込まない」と最初に決めておく
新人・若手の人ほど、「迷惑をかけてはいけない」「自分だけできていないと思われたくない」という気持ちから、分からないことを抱え込んでしまいがちです。
しかし、現場の仕事は一人で完結するものではありません。実際には、分からないまま進めて大きなミスになるよりも、「早めに聞いてくれた方がありがたい」と感じている先輩や上司は多くいます。
まずは、自分の中で「分からないことは一人で抱え込まず、早めに誰かに相談する」と決めてしまうことが、居場所づくりの第一歩になります。
これは、「何でもすぐに聞いていい」ということではなく、「自分で考えたうえで、行き詰まったら頼っていい」という意味です。
コツ② 「教えてください」+「ここまで自分で考えました」をセットにする
人に頼るときの一番のコツは、「丸投げしないこと」です。
たとえば、次の二つの聞き方を比べてみてください。
「この仕事、どうしたらいいか分かりません。教えてください。」
「ここまで自分なりに調べて、A案とB案を考えてみました。どちらが良いか、または他に良いやり方があれば教えてください。」
同じ「教えてください」でも、受け取る側の印象は大きく変わります。後者のように、「ここまで自分で考えました」と一言添えるだけで、先輩や上司は「一緒に考える相手」としてあなたを見やすくなります。
これは、お客さまとは同列・同等で向き合うアドバイザーと同じで、「相手の考えも尊重しながら、自分の考えも出していく」姿勢が、人間関係の土台になっていきます。
コツ③ 小さな「ありがとう」と「お願いします」を惜しまない
チームの中での居場所は、「大きな成果」よりも「小さなやりとり」の積み重ねで形づくられます。
資料を見せてもらった、やり方を教えてもらった、ちょっとしたミスをフォローしてもらった。そうした場面で、短くても構いませんので、
「助かりました。ありがとうございます。」
「さっきの件、もう一度だけ教えていただけますか。」
といった言葉を、きちんと口に出して伝えることが大切です。
「言わなくても分かってくれているだろう」と思いやすいところですが、言葉にして伝えることで、相手にとっても「関わってよかった」と感じてもらいやすくなります。この小さな「ありがとう」と「お願いします」が、やがて「このチームに自分の居場所がある」という感覚につながっていきます。
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おわりに:新人・若手とマネージャーへの一言
新人・若手の皆さんには、ぜひ
「一人で抱え込まず、人に頼っていい」「自分から一歩だけ、相手に近づいてみていい」ということを、心のどこかに置いておいてほしいと思います。
そして、部下を迎え入れるマネージャーや先輩の皆さんには、新人・若手がこうした一歩を踏み出しやすいように、「声をかけやすい雰囲気」や「相談してもよいタイミング」を、言葉にして伝えていただけると、大きな支えになります。
そして何より大切なのは、「自分の居場所は、自分で学び、自分でつくる」という姿勢です。本書やエビーパ・ブログを通じて、その第一歩を一緒に踏み出してもらえればうれしく思います。
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